1軒目のアポに遅れそうなので、タクシーのなかで(これ見よがしに)電話。
M「あ、makiですが、大変申し訳ありませんが、今、タクシーでそちらに向かっているのですが、○○あたりを走っていて、少し遅れそうなんです」
それを聞いていた編集者曰く
編「makiはえらいね~。ちゃんとしてるね、さすが秘書」
・・・って、オメーが言うな!!!誰の為に遅れそうだと思ってるんだいっ。
1軒目には、正直言ってmakiの顔だけでアポを取っているので、取材の詳細などはほとんど知らせていない。
しかも、社長はしょっぱなから
「今までは、
家の取材は全部断っていたんだけど、makiの頼みだからなー」といきなりジャブ。
当然、編集者が社長に説明してくれるものと思っていたのだが。
話始めたら、何のことはない、京都の料理屋、お茶屋の話。
あのー・・・、取材はいいの???
で、ウダウダと話しているのはいいんだけど。
生まれも育ちも京都の、しかも相当遊び人の社長に向かって、自信満々に
編「今、京都で一番美味しい店は○○ですよ!」
って言うな!!
マジ、呆れる。・・・こんなヤツを紹介してしまった私の面目は???
で、とりあえずなんだかんだと事前の下見を終えて、次のアポに向かう社長がわざわざ2軒目の近所まで送って下さった。
時間は12時30分。次のアポは14時。
編「お昼、祇園で食べたいな~。行こうよ」
M「(タクシーで往復40分かかるな・・・)まぁ、サラッと食べるなら行けない事もないですが」
編「じゃあ、行こう!!」
タクシーを拾い、祇園へ。
世界一高いおでん屋に行く、と言っていたのだが、あいにく休みだったので、鯖寿司屋に。
鯖寿司と、小巻寿司、お吸い物を注文したのはいいが、ヤツはなんと
冷酒を頼んだのだ。
2軒目のお宅は、
人間国宝のお家。しかも彼にとっては初対面、更に
少しでも失礼があったら断られる可能性が高いのに・・・。
ナメとんのか、オヤジ?!アル中???
その上、「アポの30分前には出発しましょう」と何度もクチをすっぱくして言ったのに、グズグズと呑んでいる・・・。
このオヤジ編集者の話は、恐ろしい事に、
まだまだ続く・・・。