makiの母親は、数年前に他界している。
その時に入院していた病院は、実は今回makiが入院、手術した大学病院の付属病院の内の1ヶ所だった。
これは、本当に偶然。
で、病室の事だけど。
母が入院していた時、家族が入院する事が初めてだったので、「こんなもんか~」と思っていた。makiが今回入院する病院も、本家とは言え、同じ系列の病院。似た様なもんだろうと思っていた。
それが実際入院してみて、
とってもキレイな病室でびっくりした。
6人部屋ではあるけれど、
TVは液晶がそれぞれのベッドサイドのロッカーに備え付けてあり、見たい時は、戸を開けると、丁度良い位置に来るようになっている。母の時は、普通のブラウン管のTVだった。
冷蔵庫も、パントリーにコインロッカーみたく各ベッドそれぞれの小さい冷蔵庫(500mlのペットボトルが6本入るくらい)があり、各自が鍵で管理している。びっくりだ。冷凍庫だけはフロアで共用(各自記名して入れる)だったけど。母の時は、冷蔵庫も各フロアに1つ。入院の後期にはミネラルウォーターしか飲む事を許されなかった母は、冷蔵庫まで歩く事も出来なかったので、すぐ飲めるよう、ベッドの下に500mlのペットボトルを箱で買って置いてあった。
各ベッド横にあるロッカーも、まるでシステム家具のようになっていた。母の時は、まるでキッチンのレンジ台みたいな代物だったのに。
もちろん、4年以上の歳月が流れているから、備品が新しく、使い易くなっているのは当然かもしれない。でも、病室って、健康な人は、あんまり見る機会ないから、驚きも大きい。
大学病院って、いろんな意味ですごいのね。
そういえば、以前タクシーで病院に行った時、運転手さんから「古い方の建物の入り口ですか?それともタワーの方ですか?」って聞かれた事があったっけ。
makiが入院した病棟は、タワーではなかったけど、きれいだったよ。外来も中身はキレイに改装されてるけど、「古い方の入り口」はきっとこっちの事。
そうそう、子宮ガン、卵巣ガンについて、実際に体験した女性が書いた本を読んだら、makiの
主治医の先生のコメントが出てきて、またびっくり。
なんと、その主治医の先生は「
教授」だったのだ。しかも
婦人科腫瘍の専門家で、NHKにも出演するような、超有名な先生だった。
・・・知らなかった事とは言え、よくそんな先生に診てもらえたな~と、改めて自分の幸運に感謝!まぁ、実際に執刀してもらった訳じゃあないけど。
makiは、たまたま子宮ガン検診で陽性が出たので、通っていたクリニックから「現在の主治医宛」の紹介状を出してもらっただけで、自らは「病院探し」「先生探し」はしていない。
でも、体験者のHPを色々読むと、同じステージでもされる手術はさまざまだ。makiが受けた「
円錐切除(子宮温存)」だけの人、「
単純子宮全摘出」した人、「
広汎子宮全摘出」した人。
もちろん、それぞれの立場・・・年齢、既婚、未婚、将来妊娠を希望する、既に子供がいて今後出産予定がない等、一概に同じステージだから、同一の治療方法、とは言えないだろうけど。
makiがクリニックの女医先生に現主治医の教授を紹介してもらった時、女医先生に以下のように言われた。
「この先生は、若い患者さんには積極的に子宮温存を考えて下さる方だから、安心して」
makiが、いずれ子供を生みたいと考えているのを知っているからだろう。
なんにせよ、「その道のプロ」にお任せしたい。・・・特に自分が未知の領域には。
でも、気分はちょっぴり「
白い巨塔」・・・不謹慎???
そうそう、今日、もう一社の保険会社(10年満期のガン保険)から、書類が届いた。そろそろ、診断書を書いてもらう準備をしなくては。・・・連休明けかぁ。